統合失調症の症状と治療薬

統合失調症の治療薬を服用していますと、治療薬の副作用として口渇、便秘、尿閉といった症状が引き起こす場合があります。

統合失調症の治療薬の服薬による副作用の口渇は、唾液の分泌異常が原因で起きますが、唾液の分泌は副交感神経により調節されていますが、抗精神病薬によっては副交感神経の役割を邪魔するものがあり、唾液の分泌が悪くなる場合があります。

統合失調症の治療薬の副作用である口渇に対処するためには水分をたくさん補給したり、飴やガムを食べる、うがいを行うといった方法で、口渇の副作用は緩和可能ですが、副作用のあまりない治療薬に変更するという選択肢もあります。

便秘は腸がしっかりはたらかないことが原因のときと、腸のはたらきが盛んになり過ぎることにより、水分の吸収力が上昇するために生じるときがあります。

統合失調症の抗精神病薬の他、抗うつ薬、抗パーキンソン病薬などを服用している場合は、便秘の副作用を疑いがありますので、便秘薬を使用する以外に、繊維質の豊富な食べ物を積極的に摂ったり、適度な運動に取り組んだり、規則正しい毎日を過ごしたりすることで良くなる場合もあります。

統合失調症の治療薬の副作用でもある尿閉は、尿が出にくくなる症状ですが、尿を出すには膀胱の収縮が不可欠で、膀胱のはたらきと副交感神経には繋がりがありますので、統合失調症の抗精神病薬には副交感神経の作用を妨げるものがあり、膀胱の収縮が正常に行われず、尿が排出されにくくなる場合がありますが、尿閉が原因で抗精神病薬の使用をストップするという場合もありますが、違う種類の治療薬に変更するなどして対処する場合もあります。

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