統合失調症の症状と治療薬

統合失調症の患者に対し、家族はどう関わるべきか悩んでいる場合が多いのですが、最も重要なことは、統合失調症患者に向けられる偏見などを気にしないことが重要です。

統合失調症の患者を抱えていることを恥ずかしく思ったり、知られないようにすることは、患者本人にとって相当な重圧となってしまいますので、症状についての適切な知識の習得が家族にとって重要なことです。

統合失調症の症状を抱えている場合というのは、これまで経験したことのないような不安を感じていますし、妄想の症状が原因となり、他の人を信じられなくなったり、自分の世界にひきこもりやすくなるため、家族が患者の味方であるということを伝えてあげることが重要です。

統合失調症の患者は、周りの人の関わり方に過敏な状態になっていますし、家族を代表とする親しい間柄である人の感情表現は、病気の再発と密接な繋がりがあると指摘されています。

統合失調症の患者の家族の感情表現には、表現や口調、態度などが含まれますが、感情表出といいEE（Expressed Emotion）と称されることもあります。

統合失調症の患者が強い感情表出を受けることを高EEと称し、再発のリスクが大きい間柄であると指摘されていますし、高EEに該当する感情表出に関しては、大きく分けて3種類のタイプがあります。